楽天・全米株式インデックス・ファンドとは?
詳細解説!

つみたてNISAやiDeCoでも人気の商品「楽天・全米株式インデックス・ファンド」について解説します。
人気の秘密は一体何でしょうか?

ポイント

  1. 楽天・全米株式インデックス・ファンドはおすすめの投資信託の1つ
  2. 米国市場全体をカバーする魅力的な商品
  3. コスト面でも非常に優秀なインデックスファンド

米国に投資できる投資信託の中でも、特に人気を集めているのがこの「楽天・全米株式インデックス・ファンド」通称”楽天VTI”です。

この投資信託は投資初心者から上級者まで、幅広い個人投資家におススメできる商品です。

今回は、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」の基本情報から、その魅力まで解説していきます。

楽天・全米株式インデックス・ファンドとは

楽天・全米株式インデックス・ファンドは楽天投投資顧問が運用しているインデックスファンドです。

バンガード社が運用する”VTI”というETFに投資することから、通称”楽天VTI”と呼ばれています。

基本情報

商品名 楽天・全米株式インデックス・ファンド
商品分類 追加型投信/海外/株式/インデックス型
連動指数 CRSP USトータル・マーケット・インデックス
設定日 2017/9/29
決算日 年1回:7/15
管理費用 0.162%
iDeCo 購入可
つみたてNISA 購入可
分配金 無し
為替ヘッジ 無し

楽天VITは、「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」という指数に連動を目指す投資信託です。

日経平均株価やNYダウなど、”指数”との連動を目指す投資信託のことを「インデックスファンド」といいます。

つまり、指数が上昇すれば、それに連動するインデックスファンドも値上がり、逆に下降すれば値下がりするということです。

楽天VITが連動を目指している「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」という指数は、他の代表的な指数より対象銘柄が多いのが特徴です。

CRSP S&P500 NYダウ平均
対象銘柄数 約4000社 500社 30社
指数の特徴 米国市場に上場する大・中・小型株式のほぼ100%をカバー 米国で時価総額が大きい主要500社で構成(大・中型株式) S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社が選出(大・中型株式)

上記の表のとおり、S&P500やNYダウ平均は大型・中型株式しか含みませんが、「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」は小型株式を含み、分散性が高い点が大きな特徴です。

組入上位10銘柄の構成比

投資信託は毎月「月次レポート」を公表しており、現在の運用状況について確認することができます。

2022年3月時点の月次レポートによると、楽天VTIの組入上位10銘柄は以下のとおりとなっています。

銘柄 業種 比率
アップル テクノロジー 5.8%
マイクロソフト テクノロジー 5.0%
アマゾン 一般消費財 3.0%
アルファベット クラスA テクノロジー 1.8%
アルファベット クラスC テクノロジー 1.6%
テスラ 一般消費財 1.6%
エヌビディア テクノロジー 1.3%
バークシャーハサウェイ 金融 1.2%
メタ(旧フェイスブック) テクノロジー 1.1%
ユナイテッドヘルス ヘルスケア 1.0%

組入上位10銘柄で全体の23.4%(2022年3月時点)となっています。

世界を代表するテクノロージー企業などが上位を占めています。

 

 

バンガード社とは

楽天VTIの投資対象となっている”VTI”を取り扱っているのが、米国の投資運用会社「バンガード社」です。

1975年に創業された世界最大級の運用会社の1つです。

そして、1976年に世界で初めて、個人向けインデックスフファンドを提供し、2019年時点で5.9兆ドルの資産を市場で運用しています。

バンガード社は低コストで安定性のある商品を提供していることが特徴の1つです。

バンガード社が運用する米国籍ETFの平均経費率は0.08%と、業界の平均経費率0.31%に対して、3分の1以下の低コストを実現しています。

長期投資という面からも、この低コストは非常に魅力的な特徴ですね。

楽天VITのチャート

楽天VITの投資対象(ベンチマーク)となっているVTIのチャートを確認してみましょう。


※左にスクロール可能です。

チャートからは、2020年のコロナショックで大きく株価が下げていることがわかりますが、全体的には上昇傾向が続いていることが分かると思います。

短期的には、値下がりする局面もありますが、長期の資産形成を目的とするなら、今後も長期的な成長が見込める”楽天VTI”を買うことは、最適解の1つではないかと考えます。

※上記チャートはあくまで過去の実績であり、今後の運用結果を保証するものではありません。

まとめ

ポイント

  1. 楽天・全米株式インデックス・ファンドはおすすめの投資信託の1つ
  2. 米国市場全体をカバーする魅力的な商品
  3. コスト面でも非常に優秀なインデックスファンド

楽天・全米株式インデックス・ファンド、通称”楽天VTI”は、長期での資産形成に適した投資信託の1つです。

つみたてNISAやiDeCoなどの非課税制度を利用して、資産形成を考えている方にとっても、非常にメリットのある商品です。

是非、自分の資産形成のスタイルに合った投資信託を見つけてくださいね。

 

 

 

-投資初心者